2018/12/25

リモートワークの導入ポイント

リモートワークの導入ポイント

リモートワーク導入の5つのポイント

働き方改革法案も可決され、生産性向上が叫ばれていますがテレワークを導入している・予定している企業は16.6%とのことで、必ずしも多くはないようです。 リモートワークは、職場以外の場所で仕事をし、別の場所にいるメンバーと連携を取りながら通常業務を進めるため、企業と従業員間のやりとりと環境が重要なポイントとなります。

コミュニケーションがとれる環境

オフィスにいる人と自宅で作業をする人同士、オフィス外にいる人同士、あるいはオフィス外からお客様への営業時に、コミュニケーションがとれるツールや機器の準備は整っていますか? 円滑に業務を進められる体制を整えるには様々なシーンでの利用を想定しなければなりませんが、ツールや機器の準備不足によって、リモートワーク導入前よりもストレスフルな業務になってしまっては意味がありません。 そうならないためにはネット環境を整え、チャットツールやオンライン会議ツールなどを活用すべきでしょう。

セキュリティ対策

オフィスとはまったく違う環境で業務を行う上で、セキュリティ面に不安な部分はありませんか? リモートワークを導入すると、オフィス外からも重要なデータにアクセスできるようにしなければ仕事になりません。企業によってどういった情報を扱うかが異なるため、その道に詳しい専門家や担当者、セキュリティシステムを構築するエンジニアなどへ相談するのが得策です。新しいルールの策定、技術的なセキュリティ対策の必要があります。

勤怠管理・労働時間管理の仕方

業務の様子を把握するためのルールは決められていますか? オフィスでは作業状況が見えますが、リモートワークだと直接確認することはできません。残業時間の把握、過剰労働の抑制のためにも勤怠管理や労働時間の管理は重要になっていきます。 始業・作業中断・作業再開・終業時などを随時メールやチャットで連絡する、オンラインタイムカードツールを利用して把握する、またはオンライン会議ツールやチャットツールでチーム内を常時接続するなど、管理できる体制を整える必要があります。

労災・各種手当の見直し

リモートワーク導入時に考えられる労災の適用条件の確認はしましたか? リモートワークであっても、仕事が原因による事故やケガ、病気また仕事中に災害に見舞われたときなど労災が認められることがあります。通勤災害、業務上災害などの適用条件をあらかじめリモートワークを行なう社員と確認しておきましょう。 各種手当には、通勤手当の見直しや新たに発生する費用の確認(通信費、機材・機器の費用)などが挙げられます。

スケジュール管理

仕事の依頼をしたり、進捗を確認したり、スケジュールの共有ができる方法は定められていますか? 業務を行う場所が異なっても、チームとして向かっていく方向は同じです。リモートワーク時だけに限りませんが、タスク管理・スケジュール管理は大切になってきます。 導入時や入社時に仕事の進め方に対するセルフマネジメント能力の教育を行なったり、管理ツールを導入したりすることで業務に支障が出ないようにしましょう。

リモートワークに向いてる人

コミュニケーション能力が高い

対面で仕事をするわけではないので、コミュニケーション能力は関係あるのかといった疑問も上がるかもしれませんが、顔の見えないリモートワークこそコミュニケーションが重要になります。 特に注意する時は文章だけだと顔が見えないので、思いやりや意図を感じ取れずマイナスな印象を受けがちです。文字ベースでも相手に正しく意図を伝えられるかが、チームで動くときは重要になってきます。

仕事が好き

大前提として仕事が好きというのがリモートワークを続けられるポイントかと思います。仕事が嫌いだと、ついつい後回しにしがちだったり、成果に雑さが出たりしてしまいます。

自発的な性格である

対面で相手の表情が見えないからこそ、自発的に行動する力がリモートワークには必要です。 逆に、自分から提案や相談をする、仕事の成果を自発的にアピールできる人は、リモートワークでも正しく評価を得られる働き方ができるでしょう。

学生時代、家で勉強できる性格だった

リモートワークは直接監視されていないので、基本的には休憩の時間も自由。ただ、周りに誰かがいないとついつい長く休みがちに。学生時代、家で勉強するのが苦手で、学校や塾じゃないと集中できないといった人は、向いていないかもしれません。 また、夏休みの宿題を最終日にまとめて片付ける等、切羽詰まった状況でないと頑張れない人もリモートワークは不向きです。

リモートワークを失敗しない為にも

リモートワークって会社に縛られずに働けて楽そうだな 人間関係を気にしなくて良さそうなどといった考え方で進めてしまうと失敗してしまう可能性が高いです。 リモートワークで失敗しないには自己管理をしっかりして会社外でも連携をしっかりすることによって初めて成功します。